本記事はインスタグラムに投稿した内容の再編集版です。
案外フラスコ出しについて解説しているサイト、書籍が少ないようですので皆さんに知っていただきたく投稿するものです。パフィオなどが極端に根がデリケートなものはまた異なったやり方になります。
今回は着生ランの解説です。



① フラスコとフラスコ出しした後の苗を置くケースをとってきます。
ここで同じ交配番号のものだけとってきているか要確認です。ここで混ざってしまうと全く区別がつかなくなるので要注意です。
②蓋を開けます。ネジ蓋にフィルムがついているものから文字通りフラスコになっているものまで色々種類があります。本来は蓋を開けたまま2、3日置いて外の環境に慣れさせるのがベストですが、時間がなければ割愛可能です。
③取り出した苗を置くケースに交配番号のわかるものを置きます。今回はフタに書いてありました。



④フラスコを開けたら写真くらいまで水を入れます。
⑤フラスコの口を手で押さえて横倒しにしてそのままバーデンダーのごとく激しめに振ります。こうすることで根を覆っている寒天培地を崩します。縦に振ると葉やバルブが手やフラスコの底面に当たって折れるので振るときは必ず横倒しです。
根が折れないか心配ですが折れても案外大丈夫です。着生らんは丈夫です。植えればすぐに根っこを出して復活します。
パフィオは丁寧に解さないと根が折れて弱るのでフラスコ自体を割って丁寧に一株ずつほぐすようです。
⑥水をフラスコから出します。振ることで培地が砕けて根がほぐれフラスコから出しやすくなりますが、ここまでやっても大抵フラスコの口でつっかえます。この場合ブチっといかない程度に束のようになっている葉の先を掴んで引っ張り出します。おそらく多少根っこが折れていますが大丈夫です。
植えれば復活します。根にまだはり付いている培地はシャワーヘッドのジェットを当てて流し落とします。


⑦後は各株丁寧に解していきます。くっついて取れないのは無理に剥がさず一苗として植えます。
⑧ほぐした苗を特大、大、中、小の各サイズに分けます。各サイズごとにCP苗にして成長のばらつきを無くすためです。特大サイズは単鉢上げしてOKです。ケース苗を並べた後は2、3日育苗パットの上に置いて乾燥させます。こうすることで腐りがだいぶ防げます。植えるまで時間が空きそうな場合は新聞紙を下に敷いておくと保湿効果があって苗が干しワカメ状態にならなくなります。


⑨同じタイミングで播種した苗でも大きさにこれだけ差があります。やっぱり大きいと成長スピードが格段に違いますが、成長が早いからといっていい花が咲くわけではないのが面白いところです。
⑩ 次回投稿の単鉢上げ、CP苗植え付け編に続きます!

