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バーク植え替え必勝法




前回バークで植えていた鉢です。根もよく伸びてはみ出しそうなのでこれを植え替えましょう。

底の針金をカットして引き抜いた状態です。
伸びた根は少々切れてもかまいませんが伸びかけの新しい根は出来るだけ大事にしたいです。

しかしこれほど根が伸びかけているとすぐに新しい根も伸びますのでご安心下さい。

手で少しずつバークを取り除きます。
100%取り除く必要はありません。根にくっついたバーくはそのまま使いましょう。
この時に古い腐った根は思い切って2cmほど残してカットします。
すぐに新しい根が出てきますのでご安心を!
硬くない古い根を残すとそれが腐りスポンジの様に水を溜める結果となりよくありません。

古根を取り除いたら次の作業です。
アルミのワイヤーを写真の様にリゾーム(バルブとバルブの間の茎)に掛けます。

慎重にプラ鉢の穴に通してプラントの位置を確認しましょう。

こんな状態にします。

巧く通ったら一旦ワイヤーをクロスさせて抜けないようにしてしまいます。やや長めでもかまいません。

こうなったら特選オーキッドバークを詰めますが、
一挙に詰めてしまうのではなく、60%程度鉢の底の方を中心に根の下へバークを出来るだけ入れます。

プラントの位置特に深さとリード側のスペースを考えて固定しながら一旦くくります。ワイヤーをくくる時は
手でバークをプラントではさむような間隔で下に押し更にペンチで下に引っ張りながらくくります。安定しているのがポイントです!殆どこれで作業が終わるつもりできっちりくくります。

リードのスペースは必要です!次の新芽が出るスペースを確保しましょう!そうそう 指でしっかり押さえて位置がずれないように固定してくくってください。

底のワイヤーはネジって写真の様に曲げてしまいます。根の間にバークが入っているのがわかります。

後は残り40%の特選オーキッドバークを上から足して終了です。

葉を持っても抜けないしプラントも動かない様な程度にしっかりと固定しましょう。グラグラ動くようですと根の張りが悪くなります。

写真の様に根が動き出すまではやや日陰において水遣りの回数を我慢しますが、葉水は頻繁に与えて水の蒸散を出来るだけ防いであげます。もしも葉がしわがよるようでしたら水が足りません!気をつけましょう!

水遣り翌日の鉢の状態です。上からと鉢底から乾燥して行き鉢の真ん中に水滴が少し残っているのが見えます。これが根を鉢の中へ誘って行く根拠です。らんの根はこのような多湿の空間が大好きなのです。

こんなのもありです!
ではいい結果を祈っています。